新ベンチャー革命2014年8月10日 No.946
タイトル：日本を闇支配する勢力はイラク戦争を再発させようとしているが、集団的自衛権を行使して自衛隊員を米軍傭兵としてイラクに派遣するよう迫るかもしれない
１．米オバマ政権、遂に、イラクで空爆実行
マスコミ報道によれば、米オバマ政権は遂に、イラク空爆を実行しています(注１)。オバマ政権の米国民に対する公約はイラクからの米軍撤退でしたから、現在、イラクに米地上軍は駐留していません。
イラク北部の油田地帯にイスラム過激派ISISが侵攻しており、それを阻止するために空爆が行われたことになっています。
本ブログの見方では、窮鼠猫を噛む状態になっている米国戦争屋ネオコンが、リビア、シリア、ウクライナなどであの手この手で謀略を繰り返し、米軍の出動を誘発させようと躍起になってきましたが、これまで、オバマ政権は辛抱強く、米軍出動を回避してきました。
ところが、これ以上、米戦争屋ネオコンに逆らうと、オバマは中間選挙でスキャンダル(中間選挙前のオクトーバーサプライズ)を仕込まれて窮地に追い込まれる危険が出たため、やむを得ず、米軍を出動させてイラク空爆に踏み切ったと思われます。
２．米国戦争屋ネオコン配下の米軍事企業が限界に来ている
2003年のイラク戦争以降、米国は本格的な戦争をしていませんので、米戦争屋配下の米軍事企業が干上がっているのは確かです。
今の米国は、定期的に戦争をやらないと米軍事企業が維持できなくなるという産業構造になっています。そして、米戦争屋の中枢は、米軍事企業が世界最先端の軍事技術を維持するために、コンスタントに米軍事企業に仕事を出し続けないと米国軍事覇権が維持できないと考えます。
今回の米軍のイラク出動は、そのような事情によって止むを得ず行われたとみなせます、すべて、米国サイドの事情でイラク空爆が行われているということです。
３．イラクで暴れるイスラム過激派を背後から支えているのは米国戦争屋
米戦争屋にとって戦争はビジネスなのです。戦争するには敵が必要です。その意味で、米戦争屋にとって中東における敵役がイスラム過激派(アルカイダ)なのです。そして、イラクで暴れるイスラム過激派は何者かによって支援されています。
現在の米戦争屋は政権の座についていないので、イスラム過激派を維持する資金を充分に持っていません、そこで、米戦争屋の傀儡国家であるサウジアラビアなど中東の親・米戦争屋国家を脅かして、密かに、イスラム過激派を支援させています。オバマはこのような構造をわかっています、だから、これまで、中東への米軍出動を回避してきました。
しかしながら、それも限界が来て、遂に、空爆を認めたのでしょう。かつてのクリントン大統領時代も、同じようなことが何回も起きています。
４．予断を許さないイラク情勢
いったん、米軍を動かすと歯止めが利かなくなって、泥沼に陥るのはよくあることです。したがって、今後、イラク情勢がどのように推移するのか極めて不透明です。
米戦争屋はオバマに空爆のみならず、米地上軍投入を迫るでしょうが、米世論がどのような反応するかにかかっています。2000年代初頭と違って、今の米国民は、共和党に巣食う米戦争屋の手口を見破っていますので、地上軍の投入は簡単ではないでしょうが、米戦争屋は中東に米地上軍を投入せざるを得ないような状況を意図的に作り出すでしょう。
５．自衛隊が動員される可能性があり
米戦争屋が安倍政権に集団的自衛権導入を急がせているのは、イラクなど中東紛争地域への米地上軍の投入が、戦争嫌いの米国民から反対されるとわかっているからです。
そのとき、安倍政権を牛耳る米戦争屋は、集団的自衛権の行使を理由に、日本政府に対し自衛隊のイラク投入を要請するつもりではないでしょうか。
安倍政権を漠然と支持する能天気国民は、現実に、自衛隊員が中東で戦争させられて、多くの犠牲者が出て初めて、安倍政権の正体に気付くのでしょう。
このまま安倍政権のやりたい放題を許していたら、自衛隊員がイラクで戦争させられる可能性が大です、ヤレヤレ・・・。
注１：CNN“米軍機、イラク北部でISISを空爆”2014年8月9日
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