新ベンチャー革命2014年6月28日 No.918
タイトル:安倍政権の軍国化路線に“イヤな感じ”:天皇ご夫妻と石川東大教授の以心伝心
1.珍しく勇気ある東大教授が出現
2014年6月28日の朝日新聞に石川健治・東大法学部教授が安倍政権の集団自衛権導入を批判するエッセーを寄稿しています(注1)。同教授は憲法学者であり、安倍政権が憲法をないがしろにするような行動を繰り返しているので、非常に“イヤな感じ”を覚えていると思われます。
朝日がこの寄稿を掲載しているのは、安倍政権の強引な軍国化路線暴走と憲法軽視を批判する立場をとっているからです。
石川氏は堂々と安倍政権・政府批判をしているので、今後も政府委員会の有識者に選出されることはないでしょうが、同氏もそれを承知の上でしょう。
同氏はすでに東京地検特捜部のブラックリストに入っているでしょうから、かつての植草氏のように、官憲に嵌められる危険があります。そのことも石川教授は覚悟しているでしょう。くれぐれも身辺に気をつけて欲しいと思います。
ちなみに、本ブログでもすでに石川東大教授について取り上げています(注2)。本ブログでは石川教授の主張を支持します。
2.石川東大教授は米国戦争屋ネオコンに言及している:身辺注意!
本ブログは米国戦争屋のウォッチをメインテーマとしていますが、石川教授は上記の寄稿の中でネオコン(米戦争屋ネオコン)に言及しています。集団自衛権問題を取り上げる日本のマスコミは米戦争屋ネオコンの関与についてはいっさい言及しません。2010年、小沢・鳩山政権攻略後、2011年、3.11事件を引き起こして日本支配層を恫喝し、事実上、日本政治を乗っ取った米戦争屋ネオコンは日本国民に対しては完全にステルス化しています。だから、安倍政権の集団自衛権導入は米戦争屋ネオコンに強要されていることが日本国民に知られるのを忌避しています。この事実が日本国民にばれると日本が反米化し、在日米軍関係者がテロに遭うと彼らは危惧するわけです。
日本の反米化を嫌う米戦争屋ネオコンは日本のマスコミの言論を常時厳重に監視していますが、この寄稿を掲載した朝日新聞は今頃、米戦争屋ネオコン配下の在日諜報部隊から警告を受けているのではないでしょうか。ちなみに、米戦争屋ネオコンの諜報部門CIAはそのような機関をもっています(注3)。また、米陸軍も諜報部隊をもっています、当然ながら・・・。
3.天皇ご夫妻、沖縄を訪問してわざわざ対馬丸事件に国民の関心を向けさせている
2014年6月27日、天皇ご夫妻はわざわざ沖縄の対馬丸慰霊碑を訪問されています。平和主義の日本国民の一部は、安倍政権の強引な集団自衛権導入行動と憲法軽視に対する天皇ご夫妻の無言の批判行動とウスウス感じているでしょう。天皇のこれまでの言動から、天皇自身は筋金入りの反戦主義者であるとみなせます。戦後の天皇は政治に口出しできないので、無言の行動で示すしかないのです、わかっているのか、安倍総理よ!
天皇はサッカーに夢中になっている日本の若者が対馬丸事件にも関心を持つよう仕向けているのは明らかです。
対馬丸の悲劇をネットのウィキ情報(注4)で知ると、涙が止まりません。1944年、米潜水艦に撃沈された対馬丸には多数の学童が乗っていて1500名規模の犠牲者が出ています。先の韓国セウォル号沈没犠牲者どころではありません。セウォル号も米潜水艦との衝突回避操船が原因で沈没した疑いが濃厚です。沖縄は対馬丸を撃沈した米軍に今も尚、占領されています。
1944年当時、原爆開発に全力投球していた米戦争屋ネオコンは、原爆投下による日本全滅を狙っていました。だから、対馬丸を撃沈した米潜水艦は対馬丸が軍艦でなく民間船であるとわかった上で攻撃しています。ひょっとしたら、対馬丸に多くの学童が乗っていると知って攻撃した可能性すらあります。
それはえひめ丸事故(注5)から類推できます。本ブログではえひめ丸には米原潜が故意に体当たりしたのではないかと疑っています(注6)。
4.戦争が起こると一般国民にも多大な犠牲が出ると知れ!
上記、石川教授も指摘しているとおり、好戦派といわれるネオコンはやたら戦争をやりたがるわけですが、自分自身が戦地に出ることはありません、彼らは安全なところに陣取って、戦争そのものは、米軍兵士に志願した一般米国民にやらせてきたわけです。同様に、米戦争屋ネオコンに牛耳られる安倍氏や石破氏など、集団自衛権導入に血道を上げている連中は、自分が戦地に赴く気はサラサラないのです。このようにネオコンに洗脳されてしまっている日本の政治家はどいつもこいつも戦争知らずで軽薄な単なる好戦派気取りに過ぎません。
軽薄な好戦派気取りの彼らは日本が戦争に巻き込まれると自衛隊員や一般国民に犠牲が出ると単純なアタマでは考えますが、自分が犠牲になることはないと単純に信じています、だから平気で日本の軍国化に奔走するのです。
つまり、日本でも米国でも“戦争知らず”の連中ほど戦争をやりたがります。なぜなら、彼らは自分自身が戦地に赴くつもりはないからです。
これらのことをすべてお見通しの天皇は安倍氏や石破氏などの傲慢野郎にもう我慢ならないのでしょう。筆者個人は、天皇は会見を開いて、安倍氏や石破氏の暴走にクギを刺すべきだと思います。彼らは民主主義の何たるかを知らず、また知る気もありません。その上、極めて傲慢であって、石川東大教授の批判くらいでは効き目がありません、そこで、天皇が国民の前ではっきりと彼らを批判すれば、国民もハッと目覚めるのではないでしょうか。
注1:朝日新聞“(寄稿)「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治”2014年6月28日
注2:本ブログNo.896『集団自衛権行使容認は自衛隊の傭兵化や徴兵制につながると知れ!:米国の国防予算削減で韓国軍並みの自衛隊の米兵代替化が求められている』2014年5月16日
注3:Foreign Broadcast Information Services
注4:対馬丸
注5:えひめ丸事故
注6:本ブログNo.289『えひめ丸事件犠牲者への供養:森降ろしのマスコミに二度とだまされないこと』2011年2月11日
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